
ファミリーが忠誠と信頼で成り立っていることを、私たちはよく知っています。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』について、素晴らしい評判を目にしていることをうれしく思います。8月8日(金)の発売が近づく中で、今回はコミュニティの皆さんから寄せられたよくある質問にお答えさせていただきます。
『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』はオープンワールドゲームですか?
いいえ、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』はオープンワールドゲームではありません。エンツォの物語は、サンドボックスマップ上でミッションの順序を自由に選ぶのではなく、構成された映画のような演出で展開します。このシリーズの長年のファンであれば、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』が『マフィア』や『マフィアII』に似た構成になっていることに気づくでしょう。プレイヤーが1900年代初頭のシチリアの風景や音をゆったりと楽しめる場面があり、その途中でいくつかの収集アイテムを見つけることもできるかもしれません。
なぜ直線的なストーリーのゲームにしたのですか?
PAX Eastの開発者パネルにおける、Hangar 13社長ニック・ベインズの言葉を引用します:「このタイトルは、『マフィア コンプリート・エディション』や『マフィアII』の構成から大きなインスピレーションを得ています。特に、焦点を絞った一本道のストーリーテリングがプレイヤーに好評だった点です」。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』で私たちが目指しているのは、新たな物語と舞台を導入しつつ、「マフィア」らしい独特のストーリー体験をお届けすることです。
『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』では、まるでクラシックなマフィア映画をプレイしているような感覚を味わってほしいと考えています。ゲームを通じて、プレイヤーはエンツォが1900年代のシチリアで暗黒の犯罪世界へと身を落とす過程をたどることになります。テンポよく展開される各ミッションやカットシーンは、重厚でリアルなギャングドラマの緊張感と重みを伝えてくれます。エンツォの物語を紡ぐ、丁寧に作り込まれた数々の瞬間を、皆さんに体験していただけるのが楽しみです。
『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』の戦闘システムやデザインには、どのようなインスピレーションがあったのですか?
私たちが描いた戦闘のビジョンは、1900年代のシチリアにおける冷酷で時に絶望的な犯罪の世界の現実に、プレイヤーを深く没入させることでした。この時代には高度な武器や生ぬるい争いは存在しません。あらゆる対立には重みがあり、生き残れるかどうかは、まさに “生きたい” という意志にかかっている ー そんな時代なのです。たとえば、1900年代初頭の火器は、現代のものに比べて扱いがとても難しいです。これらの武器を扱うには、より慎重な遮蔽の活用、資源の管理、そして一発一発を確実に命中させる判断力が求められます。
『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』では、ナイフ戦が戦闘の中核をなします。多くの人が銃を簡単に手に入れられなかったこの時代、争いごとはしばしば、伝統的な方法 ー つまり刃物によって決着がつけられていました。1900年代のシチリアでは、戦いは個人的で、近接戦で、容赦のないものでした。その歴史的な現実が、私たちの戦闘システムの設計に大きな影響を与えました。

『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』をより理解するために、過去の「マフィア」シリーズをプレイする必要はありますか?
いいえ、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』はシリーズの原点ともいえる物語であり、すべての始まりの地である1900年代初頭のシチリアの裏社会が舞台になっています。そのため、過去の「マフィア」シリーズをプレイしていなくても問題ありません。本作は、新たなキャラクターたちによるまったく新しい独立した物語であり、組織犯罪の起源を深く体感できるように設計されています。
シリーズが初めての方でも、長年のファンの方でも、エンツォの物語を新鮮な視点で体験していただけます。エンツォの世界に没頭するために、これまでの知識は一切必要ありません。ただし、もしあなたがトミー、ヴィト、リンカーンの物語をすでに体験していれば、「マフィア」シリーズ全体の時系列に関するさりげないオマージュやつながりに気づくかもしれません。それを確かめるために、ぜひ「マフィア」シリーズを実際にプレイしてみてください。
ヴィト、リンカーン、トミーといった過去の主人公と比べて、エンツォが特別な点は何ですか?
トミー・アンジェロ、ヴィト・スカレッタ、そしてリンカーン・クレイは、皆アメリカの都市を舞台に、アメリカ合衆国における異なる時代の組織犯罪の中で、成長し形成されてきた人物たちです。「マフィア」シリーズの各主人公は、それぞれ異なる闇の道を通じて組織犯罪の世界に足を踏み入れていきました。たとえばリンカーン・クレイは、すべてをのみ込むような復讐心に突き動かされ、また、ヴィト・スカレッタは、富と権力の誘惑に惹かれて組織犯罪の世界に足を踏み入れました。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』でエンツォ・ファヴァーラの物語を描くにあたり、私たちはマフィアの発祥の地へと立ち返り、より根源的な動機、すなわち「自由」を追求しました。
エンツォの旅は、何かを選ぶことから始まるのではなく、原初的な「生き延びるための闘い」から始まります。幼い頃にシチリアの過酷な硫黄鉱山での強制労働を強いられたエンツォは、奪われた幼少期を耐え抜き、やがて救いへの道が開かれることになります。エンツォにとって、トリージ・ファミリーへの道は、欲や復讐を意味するものではなく、彼がこれまで一度も手にしたことのなかった、自分自身の運命を切り拓く機会を与えてくれるものなのです。彼が直面する犠牲、そして彼が手にするか、あるいは失うかもしれない名誉は、過去の主人公たちの動機とはまったく異なる、新たな闘いの中から生まれた、彼特有のものとなるでしょう。
オンラインモードやマルチプレイヤーモードはありますか?
『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』は、まるで映画のような没入感のあるシングルプレイヤーの物語体験に特化しています。現時点では、マルチプレイヤーやオンラインモードを導入する予定はありません。
このゲームにDLCはありますか?
シチリアの裏社会にスタイリッシュに足を踏み入れたい方には、デラックス・エディションがおすすめです。さまざまな追加アイテムがあなたのコレクションに加わります。ストーリーDLCについては、現時点では『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』を最初から最後まで完結した、没入感のある魅力的な物語体験として仕上げることに集中しています。それ自体で十分に満足できる壮大なサーガとなるよう制作しています。とはいえ、私たちは皆さんが「マフィア」の世界で何を見たいか、どんな体験を望んでいるかというご意見やご提案に常に耳を傾けております。

ほかの同ジャンルのゲームと比べて、どのような点が似ていて、どのような点が異なりますか?
「マフィア」シリーズのすべての作品は、それぞれ異なる時代の組織犯罪の中で、ギャングとしての道を歩むことがテーマになっています。このテーマ性は、ストーリー重視のジャンルの中でも独自の道を切り拓いています。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』では、その伝統とゲームの方向性を受け継ぎながら、組織犯罪の発祥地である1900年代のシチリアという、すべての始まりとなる最も根本的な時代を舞台にした物語を丁寧に描きました。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』をプレイすることは、まるでクラシックなマフィア映画を体験するようなものです。命懸けのカーチェイス、過酷な銃撃戦やナイフ戦、緊迫した生死をかけた状況などが次々と展開されます。私たちは、歴史的なリアリティのある舞台にあなたを没入させるだけでなく、忠誠、裏切り、そして犠牲をめぐる心を揺さぶる物語へと誘います。
マリアのカードを燃やす目的、理由は何ですか?
聖人のカードを燃やす行為は、シチリア・マフィアが用いていたとされる入会儀式に着想を得たものです。聖なるイメージである聖母マリアのものを燃やすことは、忠誠の誓いを立てるための儀式的な手段でした。この行為は、それまでの人生との決別を象徴し、マフィアへの完全な忠誠と帰属を誓うことを意味していました。またこの儀式は、誓いを破れば重大な報いが待っているという警告の意味も持っていました。私たちはこの儀式を、エンツォの加入式のシーンで再現しました。それは、歴史へのオマージュであると同時に、彼が下す決断の重みを際立たせるためでもあります。
誰が再登場しますか?
PAX Eastでの開発者パネルのライブ配信中に、ゲームディレクターのアレックス・コックスは、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』のゲームプレイ内に4人のキャラクターが登場する可能性があることをほのめかしました。 具体的なことはまだお伝えできませんが、 誰が登場すると思うか、ぜひ予想を教えてください!
発売前に、さらにゲームプレイ映像を見せてくれますか?
はい、発売が近づくにつれて、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』のゲームプレイ映像をさらにご覧いただける機会をご用意しています。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』の開発状況を常にチェックしたい方は、ぜひ私たちの公式SNSをフォローして、最新情報にご注目ください。
8月8日(金)の発売に向けて、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国 』に関するさらなる情報を順次お届けしていきますので、どうぞお楽しみに。「マフィア」シリーズへの皆さんの変わらぬ忠誠を私たちはしっかりと受け止め、この旅路をご一緒いただけることに、深く感謝しています。
私たちは、「マフィア」という人気シリーズへの敬意を込めつつ、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』ならではの独自の道を切り拓く体験を創り上げました。皆さんにこの作品を体験していただける日が、本当に待ちきれません。
最後に、どうかくれぐれも忘れないでください。”ファミリー”に、全てを捧げよ。